偉業に王手だ! 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」ファイナルトーナメント準決勝(17日、東京・日本武道館)、IWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイ(29)が内藤哲也(40)を撃破した。これでオカダ・カズチカ(34)との決勝戦(18日、日本武道館)に進出。2016年のケニー・オメガ以来となる外国人G1覇者にあと一歩と迫った男の青写真とは――。
Dブロック1位のオスプレイとCブロック1位の内藤。注目を集めた初シングルはハイレベルな攻防が続いた。デスティーノを阻止したオスプレイは、着地際の内藤にヒドゥンブレード(ランニングバックエルボー)を発射。最後はストームブレイカー(変型ネックブリーカー)で激闘に終止符を打ち、「俺を止められるものは誰もいない」と豪語した。
これで史上2人目の外国人覇者へ王手。加えてオスプレイはUS王座を保持しており、団体最高峰王座以外の現役シングル王者のG1制覇となれば史上初の快挙となる。
G1覇者には来年1月4日東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座(現王者はジェイ・ホワイト)への挑戦権利証が与えられるのが通例だ。「もちろん次の東京ドームで俺が挑戦するんだけど、それまでUSのベルトも保持し続けるし、誰の挑戦でも受ける。例えば同日に違うカードでUS戦とIWGP世界戦をやってもいいくらいだ」と両立に自信をのぞかせる。権利証を手に入れた場合、争奪戦は国内、US戦は海外で行うプランもあるという。
6月のAEWとの合同興行ではオレンジ・キャシディを相手にV1に成功。改めて自らの使命を再認識した。「当初はケニー・オメガ、CMパンク、ブライアン・ダニエルソンのための大会と見られていたが彼らは欠場した。俺だってケガを抱えていないわけではない。それでもファンに最高の試合を届けることが俺の使命だ。新日本はAEWやインパクトと交流を持ち始めているし、さまざまな他団体のトップ選手と戦い、自分が最強であること、新日本が一番の団体だと証明することが王者としてやるべきことだと思っている」
G1制覇は「ユナイテッド・エンパイア」による世界支配の通過点にすぎない。盟友のグレート―O―カーンも「英国大会(10月1、2日)は余とオスプレイにとって〝凱旋〟の舞台じゃからな。それまでに英国から新たな同盟者が加わることになった。オスプレイから、より帝国を大きくしたいと提案を受けたのじゃ」と水面下で進行中の計画を明かす。
若くして数々のタイトルを手にしたオスプレイにとって、G1は唯一と言っていい未戴冠のビッグタイトル。かつての兄貴分・オカダを超えてプロレス界の頂点に立つ。












