新日本プロレスの高橋ヒロム(32)が、米国遠征中に〝ホテル荒らし〟の被害にあっていたことを明かした。

 ヒロムは7月30日(日本時間31日)にテネシー州ナッシュビルで開催された「Music City Mayhem」に出場。ブレイク・クリスチャンとのシングル戦で勝利を収めた。

 ところが大会後のヒロムにまさかの悲劇が…。ホテルに戻ったところ、部屋にあった荷物がすべて盗まれていたというのだ。「自分は基本的に海外では貴重品を肌身離さず持ってるんですけど、洗濯して部屋で干してたTシャツ2枚、タンクトップ、短パン2枚、ネックピローがなくなってました。金額的にはそんな大きくないかもしれないですけど、めっちゃムカついたのでフロントの人に『ヘイ! 試合から帰ってきたら全部なくなってるんですけど!』ってめっちゃ言って。『オーマイガー』って言ってましたけど、こっちが『オーマイガー』ですよ…」。

 貴重品やコスチュームなどの入ったスーツケースが部屋になかったのは不幸中の幸いだったものの、盗まれたものの中には敬愛する人気バンド・マキシマム ザ ホルモンの公式グッズ「暴君ショーツ」も含まれていた。ヒロムは「1個前のものでもう再販されないので、手に入らないものじゃないですか。『いくらくらいだ?』とか言われても…『その金額を返してもらっても、二度と手に入らないお気に入りのものも世の中にはあるんですよ!』って、もっと英語ができたらそこまで言いたかったですけどね」と怒りをあらわにした。

 首の骨を骨折する大ケガを負った2018年7月以来、実に4年ぶりの米国遠征で散々な目にあってしまったヒロムだが、その一方で収穫もあった。歓声ありの会場での試合を「いい気持ちでした」と振り返り「米国は最高です。STRONGも盛り上げたいなと思いましたよ。何回でも米国には行きたいです」とキッパリ。ブレインスラムレスリングという団体に参戦するため、13日には再びロサンゼルスに渡る予定だ。

 ちなみにヒロムはホテル荒らしにあった30分後にはシャワーを浴びて再び出発し、WWEの「サマースラム」を観戦。驚異的な立ち直りの早さはさすがだが、やはり今回の一件で改めて海外滞在時の心得を痛感したという。

「被害届とか出すのも、現地でかなり手伝ってもらったので。これから海外旅行に行こうとか計画を立てている人は、用心したほうがいいと思いますね。コロナ禍で忘れてしまっているかもしれないですけど、海外は怖いぞって改めて注意喚起したいですよ。大事なものをホテルに置いて外出しないようにしてほしいです。でも、アメリカは最高です」と語っていた。