新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」20日仙台大会のBブロック公式戦で、タマ・トンガ(39)がチェーズ・オーエンズ(32)を下して好スタートを切った。

 今年3月に追放された「バレットクラブ」のチェーズとの因縁渦巻く公式戦は、高度な技の読み合いとなった。ガン・スタン(スタナー)を回避されたタマは、後頭部へのCトリガー(ランニングニー)を浴びて劣勢に。丸め技の連発をしのいでコーナー上からのジャンピングガン・スタンを狙ったが、これも読まれて決めきることができない。

 しかしタマもチェーズの再三にわたるパッケージドライバーだけは回避。シーソーホイップで金具がむき出しのコーナーに激突させると、今度こそガン・スタンをさく裂させて3カウントを奪った。

 因縁対決を制して初制覇に弾みをつけたタマは「アドバイスをやろう。俺にひき殺されたくなければ、邪魔をするな。俺は止まらないし、スピードを緩めることもしない。こんなのはまだ序の口だ。始まったばかりだ」と豪語。昨年大会では優勝者のオカダ・カズチカに公式戦で土をつけ、今年4月にはNEVER無差別級王座も獲得するなどシングルプレーヤーとして着実に結果を残してきた男が、ビッグタイトルへ突き進む。