新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」覇者の高橋ヒロム(32)が4日、異例の超ロング一夜明け会見を強行し、関係各位を脱力させた。

 ヒロムは3日の日本武道館大会でエル・デスペラードとの優勝決定戦を制し、史上初の3連覇を達成。優勝回数も歴代単独最多の4に伸ばし、新たな金字塔を打ち立てた。

 一夜明けたこの日は「この記録が作れた、偉業を成し遂げられたのはうれしいですけど、歓声のない中での3連覇は正直言ってすごく寂しかったですね。やっぱり歓声ある中で優勝したかったなっていうのはありますね」と本音ものぞかせた。それでもリーグ戦を盛り立てた他出場選手に対して感謝の言葉を述べるなど、充実の表情を浮かべた。

 さらにヒロムは21日後楽園大会でIWGPジュニア王者・石森太二への挑戦が決定。ビッグマッチの12日大阪城ホール大会ではなく、聖地のメインイベントとして行われるジュニア頂上決戦へ「いいじゃないですか。久し振りに、本当に超満員の後楽園ホールを見てみたいですね。ぜひ会場に来てって大きい声で言いたいですね。満員のなかで俺は王者をになってやるぜ、オラ!って感じです。オラ! ウリャ! って、そのぐらいの意気込みです」と腕をぶした。

 まあ本来だったらこのくらいが一夜明け会見の定番のやりとりなのだが、この日のヒロムは驚異的な長さのトークを展開。やれ優勝決定戦後の控室に内藤哲也からヨーグルトのお祝いがあったというどうでもいい話を皮切りに、コスチュームに関するエピソード、ライガーのユーチューブで提言された「スタイルチェンジ」へのアンサー、人生で初めて会場で観戦した大会の第1試合に藤波辰爾が出ていた…などなど一向に会見が終わる気配がない。

 このヒロムのトークに司会者も司会者でやたらと律儀に受け答えしてしまったため、会見はなんとBOSJの優勝決定戦よりも長い30分以上に及んでしまった…。前人未到の記録を会見でも作ったヒロムは満足げに「笑顔で締めましょう、ありがとう! バイバイ!」と締めくくったが、もうこれ以上の詳細を知りたい方は、動画を見てもらったほうが手っ取り早いとしかいいようがない。