新日本プロレス15日両国国技館大会で、IWGP・USヘビー級王者・KENTA(40)が前王者・棚橋弘至(45)の再戦要求を受諾した。

 棚橋は矢野通と参戦していた「ワールドタッグリーグ」の全公式戦終了後に挑戦を表明。その代わり「KENTAが言う条件を俺は何でも受け入れます」と宣言した。これを受けWTLに不参戦だったKENTAは、SNS上で態度を二転三転させ翻弄していた。

 この日の大会では棚橋がバレットクラブとの8人タッグ戦に出場し、チェーズ・オーエンズから3カウントを奪取。すると試合後に場内が暗転し、KENTAがVTRでビジョンに登場した。「棚橋、いやタナ、…いや、ハシ。ハシ、広島大会のコメント見せてもらったよ。1か所、かんでたな。ちゃんとコメントしなさい」と挑発しつつ、11月大阪大会での前戦でテーブル上へのハイフライフローを浴びた際に負ったという「背中の傷」に恨みを持っていることを強調。「反則裁定ナシ、なんでもありのノーDQマッチだったらやってやるよ」と挑戦条件を突き付けた。

 これに対し棚橋はリング上から「とことん一つのことをやってみようと思います。なので中途半端に終わったUSヘビー、もう1回挑戦します」と改めて宣言。来年1月4、5日東京ドーム大会での王座戦が決定的となった。