新日本プロレス来年1月4、5日東京ドーム大会の全体会見が23日に行われ、2日目1・5で激突するIWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラード、金丸義信(44)組と挑戦者の田口隆祐(41)、マスター・ワト(23)組が独特すぎる舌戦を展開した。

 今年7月に凱旋し、ドームで新日本初タイトルマッチに臨むワトは「鈴木軍の2人から3カウント取って、決着をちゃんとつけてから、このIWGPジュニアタッグのベルトを足掛かりに、さらなる頂点を目指します」とグランドマスターへの第一歩を宣言。

 パートナーの田口は「(アクリル板で)仕切られたところで並んでると一蘭でラーメンを食べてるみたいですね。ひとつ気になる点があるとすれば、私が最近趣味でやっておりますタロット占いですね。何回やっても私たちが勝つカードが出てこない。まあ、勝てばワト選手のグランドマスターの第1歩となりますし、万一負ければ(自分の)タロットマスターの第一歩が開かれるかなと思ってます」と、どちらに転んでも良いように先手を打った。

 迎え撃つデスペラードはワトを〝集中口撃〟。「対戦相手として相性がどうのこうのじゃなくて、お前のセリフには1個も感情を感じない」とダメ出しすると「タイトルを『足掛かり』とか、そういう位置づけにするな。取れてもいないヤツが。そういうのも全部ひっくるめて、お前のことが大嫌いだ」と一刀両断した。

 さらに前日22日後楽園大会で田口の金的攻撃を浴びた金丸は「占いがどうのこうの言ってるけど、田口。昨日のアレ(急所攻撃)、お前、1個どっかいっちゃったじゃねえかよ。お前、オイ、次覚えとけよ」と、2つあるべきはずの〝カネマル〟が片方取れてしまったと衝撃告白。これにはさすがに田口も罪の意識にさいなまされ「今日、後楽園で試合があるので、探しておきます。もし見つけた方がいらっしゃいましたら、警察に届けてください」と捜索を約束していた。…一体なんの会見だったんだ…?