【新日本】王者・内藤哲也 ハイリスク&賛否両論は承知の上! 1・4飯伏とV2戦 勝者が1・5ジェイ戦

2020年11月09日 12時05分

コロナ禍のためファミレス店内からガラス越しに本紙の電話取材に応じた内藤

 新日本プロレスのIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者・内藤哲也(38)が、来年1月4、5日東京ドーム大会を2冠王座の「総決算」の舞台に指定した。1・5ドームで権利証を持つジェイ・ホワイト(28)の挑戦を受諾する一方で、1・4ドームでG1クライマックス覇者・飯伏幸太(38)とのV2戦を要求。ハイリスクな2連戦に挑む。

 

 7日の大阪大会で2冠王座の挑戦権利証が移動したことにより、年間最大興行は急展開を迎えた。まずは飯伏から権利証を奪ったジェイが1・4ではなく1・5大会での挑戦を要求。一方でEVILを下して初防衛に成功した内藤は両大会での防衛戦を希望し、1・4大会の挑戦者に飯伏を指名した。

 権利証を失った飯伏がドームでの王座挑戦が可能となれば、賛否が起きるのは想像に難くない。それでも内藤は「俺も参加したG1に優勝し、連覇を達成した姿を見て悔しかったよ。そんな気持ちを抱いたままジェイの前に立つのは、俺自身納得いかないなと。飯伏を倒した上でジェイの前に立っても遅くはないでしょう」と主張する。

 これを受け1・4大会で内藤と飯伏の2冠戦、翌日はその勝者にジェイの挑戦が決定。自身が提案したこととはいえ、内藤にとってはリスクが高い王座戦2連戦となる。だが、独りぼっちでのファミレス祝勝会中に電話取材に応じ「その2人と戦えれば、結果的に自分にとっては大きな意味がある」と明かした。

 今年のドーム2連戦で2本のベルトの同時戴冠を果たしたが、別々に防衛戦を行いベルトの独自性を残すべきという提案は認められていない。「2冠の権利証が誕生したからには、以降の防衛戦が必然的に2冠戦になりましたしね。今のような『なんとなく2本で一つ』みたいな姿は俺の望んだものではなかった。これが続くようなら、いっそ統一したほうがましなんじゃないかとすら思います」

 このあやふやな状況に、けじめをつけるべきというのが王者の考えだ。「別々の防衛戦も認めるのか、統一するのか。2冠に終止符を打つのは俺の使命だと思ってますから。来年のドームで2人と戦えば、オカダ(カズチカ)を含め今年のドームで2冠を争った全員と2冠戦をやることになる。新日本に見解を示してもらうのに絶好のタイミングになるんじゃないですかね」。史上初の快挙から1年の舞台で、議論を巻き起こし続けた2冠王座の答えを見つける。