【新日本】ヒロムも内藤と決別? EVILの黒いささやきにグラリ

2020年07月17日 11時30分

ジュニアのベルトを見つめるヒロムの悩みは深い

 25日の新日本プロレス愛知県体育館大会でIWGPヘビー級&インターコンチネンタル2冠王者のEVILに挑戦するIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(30)が、悩める胸中を打ち明けた。キャリア最大のチャンスを迎えた一方で、ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」からバレットクラブに移った2冠王者の造反と“誘導”に激しく動揺。決戦を前に不穏な空気が漂っている――。

 ヒロムは12日の大阪城大会で内藤哲也(38)を破ったEVILに宣戦布告。ジュニアヘビー級の選手としては金本浩二(2007年2月)、プリンス・デヴィット(現フィン・ベイラー、13年7月)以来3人目のIWGPヘビー級王座挑戦が決定した。「ジュニアとしてヘビーのベルトを取る。これは俺のファン時代からの夢であって、全ジュニアファンの夢だと思ってます。『史上3人目』で終わりにしたくない。その上をいきたいですね」と、歴史的一戦に意気込んだ。

 しかし、その心中は穏やかではない。ともに切磋琢磨してきたEVILはLIJの中でも特別な存在だった。同じユニットに入ったのは、自分が望むタイミングで内藤やEVILとの対戦を実現させるためという理由もあった。突然の裏切りに「俺の夢がかなうチャンスであるはずなのに、EVILのことを考えると『なぜ?』『いつから?』『人を裏切るってどういう気持ち?』という気持ちが何度も浮かんできて…。迷いがあるというか、集中できない自分がいるんですよね」と、複雑な心境を吐露した。

 さらにEVILからは「お前はまだそこにいるつもりか?」と、造反をそそのかすような発言を受けた。練習生時代に内藤からマンツーマンで指導され、師匠との強い絆を誇るヒロムがLIJ離脱に追随するとはさすがに考えにくいが…。その表情には明らかに動揺が見てとれる。

「正直言って俺はあれからいろいろ考えたけど、他のみんなはどう思ってるのかな? 内藤さんは俺に残ってほしいと思ってるのかな。自分たちにとって今が大きな分岐点なのかもしれないという気持ちがあるのは事実ですね」と、まさかの反応を示した。

 EVILとの大一番を前に、ジュニア王者に何らかの葛藤があるのは間違いなさそうだ。仮に短期間のうちに離脱者が相次げば、団体随一の人気を誇ったLIJの崩壊にもつながりかねない。

 EVILとの前哨戦は20日東京・後楽園ホール大会の1試合のみ。「試合で向き合ってみないと分からない部分もある」と腕をぶしたヒロムだが、ここに来て愛知決戦の行方は混沌としてきた。