DDTは21日、公式ユーチューブで会見し、KO―D10人タッグ王座を暫定的に8人タッグ王座として運用すると発表した。

 当初は2021年最初のビッグマッチとなる来年2月14日神奈川・カルッツかわさき大会で、昨年11月以来となるKO―D10人タッグ王座戦の開催が検討されていた。だが、レフェリーを含めると11人がリング上に集い、密状態となるのは必至。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からも、両軍とも1人ずつ減らし、4対4のKO―D8人タッグ王座を暫定的に設けることになった。

 第3代王座は、11月の大田区大会で互いのプライベートを暴露しあうなど激しい抗争を繰り広げた高木三四郎(50)と〝バカサバイバー〟青木真也(37)がチームリーダーとなり、高木軍と青木軍が争う。両軍メンバーは決まり次第発表される予定だ。

 高木は「こればかりはこのご時世で仕方のないことではありますが、8人になっても10人タッグ王座戦と変わらぬ熱い気持ちを持って戦います! 青木真也選手、正々堂々8人で戦いましょう!」とコメント。

 一方の青木は「大田区での高木三四郎戦でベルトを奪われた上に翼まで削がれた。大田区の恨みを川崎で晴らす」とメッセージを寄せた。

 なお、コロナ禍が終息した際には、元のKO―D10人タッグ王座に戻される予定だ。

 KO―D10人タッグ王座は17年8月に大石真翔、LiLiCo、レディビアード、スーパー・ササダンゴ・マシン、大家健組が初代王座に。昨年11月には男色ディーノ、トランザム★ヒロシ、朱崇花、飯野雄貴、瑞希組が第2代王者になった。