V4に黄信号? 全日本プロレス・4日の後楽園大会で、世界タッグ王者の諏訪魔(45)、芦野祥太郎(32)組の絆に亀裂が生じた。

 諏訪魔、芦野のコンビはこの日、田村男児を加えたセミの6人タッグ戦で石川修司、佐藤耕平、綾部蓮組と対戦。14日の北海道・ホテルエミシア札幌大会で石川、佐藤組を迎えるV4戦の前哨戦となった。

 試合はチャンピオン・カーニバルで2勝2敗1分けに終わり優勝決定戦進出とならなかった諏訪魔が奮起しようと躍起になる展開。だがこういう時ほどうまくいかないもので、場外戦をやりすぎたり石川と口論するなどして、一回り以上も年下の芦野に「いいから、もう。マジで!」「早くいけよ、おら!」などと怒られてギクシャクした。

 当然、諏訪魔も面白いはずがなく、二人はコーナーで口論する。さらに最後は諏訪魔のローリングラリアートが芦野に誤爆。そこを石川に攻め込まれ、芦野をファイヤーサンダーで突き刺されて前哨戦で完敗を喫した。

 すると試合後も諏訪魔は芦野から「試合に集中してくださいよ! 自分のことばっかりで。こんなんじゃ勝てないですよ!」と叱責を受ける。諏訪魔は「この状況だけど、本番まで時間はあるから。雨降って地固まる…じゃないけど、こうやってチームを成長させていくものだと思っているから」と話したが、そんな悠長なことを言っていて平気なんだろうか。専務の危機管理能力の問われどころだ。