連覇へ王手! 全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル」のAブロック公式戦最終戦(24日、東京・後楽園ホール)で、前3冠ヘビー級王者のジェイク・リー(33)がT―Hawkを下し、勝ち点8で優勝決定戦(5月4日、東京・後楽園ホール)に進出した。

 ここまで勝ち点6で、勝てば文句なしの優勝決定戦進出となるジェイクは序盤からT―Hawkと激しく激突。鋭いチョップを受けて悶絶したかと思えば飛び付き三角絞めで応戦するなど、一進一退の好戦を繰り広げた。途中、コーナー最上段でチョップを受けて場外に転落する大ピンチもあったが、最後は岩石落としからジャイアントキリングとつなぎD4Cで脳天から突き刺して勝負あり。

 連覇に王手をかけると「T―Hawk、お前、グレートだぜ」とGLEAT所属の相手をほめたたえる。そして「あと1つ勝って、連覇する。今は俺の時間だ。俺はベルトを取り戻す。その最短ルートが、チャンピオン・カーニバルの優勝だ」と静かに勝利を誓った。