新日本プロレスで「マシン軍団」を率いた往年の極悪マネジャーであり、現在は北海道・芦別市議会議員を務める将軍KYワカマツ(80)が大暴れだ。

 11日の湘南プロレス神奈川・保土ヶ谷公会堂大会で高杉正彦45周年&息子・高杉祐希10周年記念特別試合に出場。現役レスラーとして、松崎勝彦、マシンセブンと組み、高杉親子、雷神矢口組と対戦した。

 1973年9月に国際プロレスでデビューしたワカマツは、入場でおなじみの拡声器を持ち「何が45周年だ、この野郎! 俺は50年やってるんだ! うおー!」と威嚇。試合では「任せろ」と、なんと先発で登場し祐希と激突した。エルボーからのミドルキックで攻め込まれ、ピンチに追い込まれるも、連続チョップで反撃。さらに足4の字固めで絞り上げていった。

 その後も矢口に頭突き攻撃。場外乱闘でも尻にキックを入れるなど、傘寿とは思えないファイトを展開した。だがワカマツの健闘は実らず、最後は祐希がラリアートでマシンセブンから3カウントを奪った。

 試合後マイクを持った矢口は「ワカマツさんありがとうございました。横浜まで来ていただいて。こんな元気なじいさん、いないぞ!」とあおり、客席から拍手喝采が起きた。それに対し、ワカマツは「みなさん、高杉正彦は国際プロレスで同じ釜の飯を食った後輩です! 彼は50年目はないと言っていましたけど、50年目もあります! どうぞ、よろしくお願いします」と勝手に宣言し、記念大会を祝った。