ストロングスタイルプロレスを率いる初代タイガーマスク(64=佐山聡)が、9日の新宿フェイス大会で〝2代目ダイナマイト・キッド〟育成をぶち上げた。

 第3試合終了後、電動車いすに乗って登場した初代虎は、リングサイドに到着すると自ら立ち上がり、ロープをまたいでリングイン。中央に立つと「40年前、タイガーマスクとしてデビューして、今たくさんのビデオを見て。来年の2月にタイガーマスク全集というビデオが出ます。そのビデオをチェックしてるんですけど…、なんとすごい動きでしょう。いつかああなりたいものです」とあいさつ代わりのタイガージョークを炸裂させる。

 さらに「プロレスと格闘技は相反するものですけど、素晴らしいものです。裏と表がある世界ですが、表の世界のプロレスは、タイガー・クイーンをはじめスーパー・タイガー、間下。こういう選手がこのリングですごい戦いを見せてくれると思います」と選手に期待を寄せる。

 来年に思いをはせ「タイガーマスクを引き継ぐのは、彼ら彼女たちです。来年は寅年なので、私はタイガーマスクを作ってタイガー・クイーンを生み出しましたけど、次はなんと、新しいダイナマイト・キッドを作ってみたいと思います」と断言した。

 会場がざわつく中、初代虎は「あのキレ、あの破壊力のあるパンチ。ダイナマイト・キッドのような筋肉。そういった選手をみなさん見たいと思いませんか?」とよびかけ、拍手を浴びる。そして「格闘技の方ではUFCを超える選手を作りたいと思っていますが、プロレスではタイガーマスク、ダイナマイト・キッド、あるいは小林邦昭、ブラック・タイガー、そこに並ぶそんな素晴らしい選手を私は作り上げます」と宣言した。

 衰えを知らない初代虎が、寅年にどんな活動をみせてくれるか。大いに期待したい。