花さんのコーチを務めたミラノコレクション A.T. 「今年は“木村花時代”が来ると思っていた」

2020年05月27日 16時35分

花さんの急死に波紋が広がるばかりだ

 フジテレビ系で放送されネットフリックスでも配信中の人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演し、23日に急死した女子プロレス「スターダム」所属の木村花さん(享年22)の悲劇に対し、スターダムでコーチを務めるミラノコレクションA.T.(43)が、木村花さんの死を悼んだ。

 ミラノは昨年12月から花さんを指導。SNSでの誹謗中傷に悩んだ末の死とされるが「当事者でないと苦悩は分からない」と話した上で「レスラーとしての将来、持っていたポテンシャル、華やかさを考えるとただただ残念で悔しいです」。練習が好きでストイックな選手だった。コーチ就任前に見学に訪れた際、練習後に真っ先にアドバイスを求められたという。

「あまり器用なタイプではないんです。ただすごい努力家。身体能力がすごく優れているとかではないんですが、努力と個性と、見た目の華やかさですね。そういうのがとにかく突出していた」

 英語も熱心に勉強し、ペアを組んで行う練習では積極的に外国人選手に声をかけた。「海外から来て不安な選手の気持ちを察知し、自ら英語でコミュニケーションをとっていく優しい子だなと。もっと世界に羽ばたいていくんだろうなという印象は持ってました」と振り返り、将来的には米WWEで活躍する姿も想像していたという。「海外志向? 見ている限りはあるんだろうなって思うし、僕から見ても全然通用するだろうなっていうのはありましたね。“華”は断トツでしたから」

 新型コロナウイルス禍で4月の大田区大会が中止になったことも悔やまれる。「シンデレラトーナメントで岩谷(麻優)選手と引き分けてましたし、ビッグマッチがあったのであれば花選手が挑戦していたんじゃないかと。もしベルトを取ったりすると今年は木村花時代が来るんじゃないかと思ってました」。大輪の花が咲こうとしていた矢先の早すぎる死。ミラノは「業界の損失はめちゃくちゃでかいです。残念で仕方ない」と無念さをにじませ故人の冥福を祈った。