異次元対決の行方は――。格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN」(25日、さいたまスーパーアリーナ)で行われる、朝倉未来(30)とボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(45)のエキシビションマッチへ向けて、機運が高まってきた。12日には未来が練習を公開し「打倒・メイウェザー」の秘策を明かしたが、試合展開は誰にも読めない状況だ。そんな中、すっかり格闘技界の〝ご意見番〟になったバカサバイバーこと青木真也(39)が注目の決戦を忖度なしでぶった切った。

 ボクシングに準じたルールで行われる未来とメイウェザーのエキシビション戦は、格闘技界では過去に例のない盛り上げ方で注目を集めている。試合は7月31日のRIZINさいたま大会で、未来の口から発表された。

 8月にはハワイで両雄出席の会見が行われ、メイウェザーの通訳として登場した平本蓮が未来を挑発して話題に。また、会見終了時のフェースオフでは、メイウェザーに接近した未来がボディーガードのジジー・マック氏(本名レイ・サデキ)に突き飛ばされるハプニングも発生した。

 試合を約2週間後に控えた12日には未来が練習を公開。「(パンチを)もらいながらでも詰めていく。前に出ていく」とメイウェザーを追い込むプランを明かしたが、その言葉に早速反応したのが青木だ。

「要はガードを固めて〝顔面ブロック〟するってことだろ。『六甲のアルマジロ』と同じ戦術じゃないか! ただでさえエキシビションで勝敗がつかないのに、そこでアルマジロをしたら成立しないだろ。その戦術だと凡戦確定だ。実際にやるにしても、事前に言ったらダメだと思う」と声をしゃがれさせた。

 ちなみに「六甲のアルマジロ」とは、ガードを固め相手の攻撃を受けながら前に出る皇治のファイトスタイルに青木がつけたニックネームだ。「朝倉さんがアルマジロを踏襲しちゃったら、俺たちのアニキ(皇治)のやることがなくなるだろ! やめてくれ。アニキにはあれしかないんだ。許せない。これは確定だ。罰だから」と訴える。

 だが、直後には声のトーンを変えて真剣モードに。「それはそれとして、このままだと見せ物としても成立しなくなるんじゃないか?っていう不安もあるよね」と吐露した。

 その理由を「(2018年大みそかにRIZINで行われた)メイウェザーとの〝お座敷ボクシング〟に、那須川天心は戦いを持ち込んで熱を生んだじゃん。だけど今回は、あの時みたいな〝勝負論〟が感じられないんだよね」と説明。「契約体重なしっていうのもあるし、そもそもメイウェザーが日本で試合するのも2回目だし。戦術だけじゃなくて、会見とかを含めたここまでの流れも、なんか俺から見るとユーチューブの企画っぽいんだよな。だからだと思う」と指摘した。

 ここまで思う存分に持論を展開するや「俺(が同じ立場)だったらちょっともう、どうしようもない。だからこそ、ここから朝倉さんがどうするのか見たいっていうのはある」と期待の言葉をかかけることも忘れない。

 最後は「もしかしたら、お座敷ボクシングとかメイウェザーって、電流爆破みたいなものなのかもしれない…。電流爆破も大仁田厚がたまにやるから『すげえ!』ってなるんであって、誰も彼もがやったら飽きられちゃうじゃん」と的を射たような射てないような微妙なたとえをすると、したり顔で走り去った。