侍ジャパンの4番打者はすでに内定か。ヤクルト・村上宗隆内野手が2日の中日戦(神宮)で50号3ランを放った。22歳7か月での大台到達は、24歳3か月の王貞治(巨人)を抜くプロ野球最年少記録となった。今や日本球界を代表するスーパースラッガーへと急成長を遂げた〝村神様〟は来春の第5回WBCで世界一奪回を目指す日本代表チーム主砲の座も当確モードだ。メジャーリーグ中継解説者で本紙評論家の前田幸長氏も「4番は村上」と断言した。
打撃3冠部門をトップで突っ走り、前人未到の5打席連続本塁打に、14打席連続出塁、さらには相手投手の敬遠攻め…。とにかく手がつけられない暴れっぷりに、ファンの間では「村神様」の呼称がすっかり定着。だが、敵に回したら怖すぎるスラッガーも、味方となればこんなにも頼もしい存在はない。来春3月開催のWBCでは、ツバメ党以外のファンたちも「村神様」とあがめることができそうだ。
村上がWBC日本代表に選出されることは間違いなく、その上で前田氏は「WBCの4番は村上以外にいないでしょう。侍ジャパンの栗山監督ももう決めているんじゃないかな。誰も異論はないと思いますよ。たとえ大谷や鈴木誠也が出場できたとしても、4番は村上になると思います」ときっぱり。
エンゼルス・大谷翔平やカブス・鈴木誠也らメジャーリーガーたちのWBC出場は、現時点では不透明となっているが、仮に出場できたとしても村上以外の選手が「4番」を打つことは考えにくいという。
その理由について前田氏は「大谷は4番というよりも1、2、3番を任せたほうがいい。足もあるし、メジャーでもその打順でプレーしていますし、個人的には2番・大谷を推したい。3番はオリックスの吉田正。4番の村上と左打者が続くことになりますが、国際大会はあまり右左の並びを意識する必要はないと思う。誠也は5番かな。とんでもない打線になりそうで今から楽しみです」。
昨夏の東京五輪、金メダルに輝いた日本の決勝戦、対米国の先発オーダーは以下の通り。
1番(指)山田
2番(遊)坂本
3番(左)吉田正
4番(右)鈴木誠
5番(一)浅村
6番(中)柳田
7番(二)菊池涼
8番(三)村上
9番(捕)甲斐
村上はこの大一番で3回に決勝の先制ソロを放って金メダルに貢献。ただ、メジャーリーガーの参加が増えるWBCでは相手も格段に強くなるが…。
「五輪よりも難しい戦いになるのがWBC。短期決戦でメジャー級のすごいピッチャーが次々に出てくるわけですから、日本がすごい打線を組めたとしても、そんなに簡単には打てないでしょう。それでも、たとえ村上が打てなくて負けたとしても、日本の人たちは『あの村上が打てないのなら仕方がない』と納得してくれるはず。今季はそれぐらい圧倒的なパフォーマンスを見せてくれていますから」(前田氏)
果たして村上は、来春のWBCで世界の強豪国たちをびびらせることができるのか。相手国にとって鬼神のような活躍を期待したいところだ。












