ロッテ・佐々木朗希投手(20)が、6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発し、12日ぶりのマウンドで6回91球、6安打1失点、11奪三振と好投した。チームが3―5と逆転負けしたため4勝目は逃したが、密着するMLB関係者はソフトバンク・千賀滉大との投げ合いに熱視線を注いだ。

 この日、24人の打者に投げた全91球中、ストレートは48球(52・75%)。その平均球速は大台を超える160・6キロとなった。

 打たれた6安打のうち、4球が直球を打たれたものだったが、それでも再三、得点圏に走者を背負いながら、要所ではギアと制球の精度を上げ、160キロを連発。5回の3巡目からはそれまで投げていなかったカーブ、スライダーを織り交ぜ、三森、牧原、柳田を三者連続三振に斬るなどのバリエーションを見せた。終わってみれば6回18アウトの11個を三振で奪う剛腕ぶりだった。

 降板後、佐々木朗は「序盤は苦しいピッチングになってしまったんですが、何とか1点に抑えることができた」と自己評価。ファーストストライクを積極的に狙ってくるホークス打線に手こずりながら、悪くても力でねじ伏せられる異次元の投球レベルを披露した。

 そんな右腕について、メジャー関係者は「調子がいい時には常に完全試合をしてしまえるレベルの投手ということは、シーズン前半で分かった。今後はいろいろなパターンの投球を見てみたい。特にこの日の千賀のように相手のエース級と投げ合う中で、展開を見ながらどういう工夫をして試合をつくっていくのか、そこに彼のセンスが出てくる」とコメント。

「令和の名勝負」と言われるような対打者、対投手との対戦を積み重ねていく中で、引き出されていくであろう佐々木朗のさらなる可能性に興味津々の様子だった。