2戦連続完全投球のロッテ・佐々木朗希投手(20)の奏でる〝リズム〟がメジャーから高評価を受けている。

 佐々木朗がパーフェクト投球を17イニングに伸ばした17日には、メジャーでも話題の22歳剛腕、レッズのハンター・グリーンがデビュー2戦目のドジャース戦でこれまでのMLB記録を更新。最速102マイル(164・1キロ)、平均球速100・2マイル(161・3キロ)を計測した上で、1試合で39球の100マイル投球をマークし、サイ・ヤング賞2度のジェイコブ・デグロム(33球=メッツ)の持つメジャー記録を塗り替えた。

 しかし、全米唯一の全国紙「USAトゥディ」は「ハンター・グリーンは平均100マイルの速球を駆使し、メジャー2登板でその才能を発揮した。しかし海の向こうでは、もう一人の才能が、ほぼ同じ剛速球を投げながら(17回を)完全に抑えるさらに上手の快投を見せている」と佐々木朗の快挙をたたえた。

 これに同調するメジャースカウトの一人は「グリーンと佐々木朗の一番の違いはコントロールの精度。まだ粗削りなグリーンと違って佐々木は102マイル(164・1キロ)の速球を狙ったコースに投げ切る能力が高い。そして、これはスプリットに関しても同じ。種類の違うスプリットを自在な高さから落とせる」と〝東洋のモンスター〟佐々木朗に最大級の敬意を表している。

 その上で同スカウトは「何より佐々木の投球で気に入っているのは投球テンポの速さ。投球間のリズムがいいから見る側を引き込むし、味方打線への好影響にもつながっていく」と佐々木朗が奏でるリズム&インパクトを称賛している。

 近年、MLBはスーパースター不在の影響もあって米4大スポーツの中でもNFL、NBAに人気、観客動員の面で水をあけられている。その大きな要因のひとつがNPB同様、試合時間の長さにあるのだが、佐々木朗の持つ小気味いいテンポがその圧倒的なパフォーマンスと相まってメジャーの想像力をかき立てている。