中日・立浪新政権「新ヘッド」に宮本慎也氏が浮上 PLラインで “強竜” 再建へ

2021年10月16日 02時00分

立浪氏(左)はPL学園の後輩・宮本氏に白羽の矢を立てた(東スポWeb)
立浪氏(左)はPL学園の後輩・宮本氏に白羽の矢を立てた(東スポWeb)

 中日の来季ヘッドコーチにヤクルトOB・宮本慎也氏(50=評論家)が浮上していることが15日、分かった。中日から次期監督就任の要請を受けた球団OBの立浪和義氏(52=評論家)は現在、水面下で組閣作業を進めているが、PL学園の1年後輩である宮本氏が参謀の第1候補に挙がっているという。またPL学園時代の同期で立浪氏が全幅の信頼を寄せている片岡篤史氏(52=評論家)は、二軍監督としての招へいが有力視されている。


「自分がやろうとしている野球は変わるわけではない。ただ自分は現場から離れていたので、現場に近かった人に入ってもらって助けてもらいながら、みんなで力を合わせてやっていきたいですね」

 中日から次期監督就任の要請を受けた立浪氏は12日、組閣についての質問に対してこう答えていたが、複数の関係者の話を総合すると現在、ヘッドコーチの筆頭候補として名前が挙がっているのが、宮本氏だという。

 宮本氏はPL学園から同志社大、プリンスホテルを経て1994年のドラフト2位でヤクルトに入団。野村克也監督のもとで「ID野球」を学び、1年目の95年と97年、2001年に3度日本一を経験した。遊撃手としてヤクルト黄金時代を築き、ゴールデン・グラブ賞は10度も獲得。プロ19年間で通算2162試合、2133安打、62本塁打、578打点、打率2割8分2厘で名球会入りも果たしている。

 2004年のアテネ、08年の北京五輪では日本代表のキャプテンを務めて連続出場し、アテネ五輪では銅メダルを獲得。06年のWBCにも日本代表として選抜され、世界一に大きく貢献するなど数々の功績を残した。18~19年にはヤクルトでヘッドコーチを務めているだけに「現場に近かった人に入ってもらって助けてもらいながら」という立浪氏の考えにも合致する。何より立浪氏は1学年後輩である宮本氏の野球観や指導力を高く評価しているだけに〝強竜復活〟の参謀としてこれ以上うってつけの人材はいないだろう。

 また、片岡氏は二軍監督としての入閣が濃厚。10~12年、16~18年に阪神打撃コーチを務め、18年はヘッドコーチも兼任するなど、実務経験抱負な盟友がファームの指揮を執れば、一、二軍の連係もスムーズにとることができる。

 15日現在、中日は12球団トップのチーム防御率3・21を誇るものの、チーム打率2割3分8厘、393得点、69本塁打はいずれもリーグワースト。球団史上最悪レベルの得点力不足が下位低迷の要因となっているだけに、貧打解消が立浪政権の最大の課題だ。

 立浪氏、片岡氏、宮本氏の3人は87年のPL学園甲子園春夏連覇から野球界の王道を歩んできた。また、現役最年長プレーヤーとしてチームを引っ張っているのが、中日ナインから絶大な信頼を寄せられているPL学園出身の福留。ドラゴンズ復活の鍵は、立浪新監督を中心としたPLラインに託されることになりそうだ。

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