オリックス・宮城大弥投手(19)が20日の楽天戦(楽天生命)で8回112球を投げ5安打無失点でハーラートップタイとなる7勝目(1敗)をマークした。

 3ー0で勝利したオリックスは10年ぶりの8連勝で楽天と並び首位タイ。宮城の防御率はリーグトップの同僚・山本由(2・04)に肉薄する2・06となった。

 高いレベルでパ・リーグ新人王争いを繰り広げる相手先発・早川との2度目の直接対決も19歳左腕の完勝だった。

 最速146キロのストレートと最遅103キロのドロンとしたカーブの緩急を巧みに使いながら楽天打線を翻ろう。相手打者に的を絞らせなかった。これで宮城の楽天戦連続無失点は16イニングに伸びた。

 試合後、宮城は「初球からストライクを取れたことで自分のテンポに持ってこれた。それがいい方向に行ってくれたのかなと思う」とコメント。

 早川との直接対決には「試合前には意識していましたが、試合中は意識できないくらい打者に集中していた」とテンポのいい8回112球を振り返った。

 これでチームは引き分けを挟んで2011年以来の8連勝となり首位・楽天と同率で並んだ。

 宮城は「その時はまだチームにいなかったんですけど、今こうやってチームにいて貢献できているので、これからもっといい方向に向かうよう頑張りたい」と若き最多勝左腕は力強く語った。