投壊カープを救う?「スコット先発転向」のウルトラCプラン

2020年09月07日 06時15分

鯉の救世主は先発スコットか

 V奪回を目指していた広島は今季最多の借金9で最下位。特に投手陣は目を覆いたくなるような惨状で、先週末のDeNA3連戦(マツダ)では先発はすべて4回も持たず、計47安打、30失点で2敗1分けに終わった。

 しかもエースの大瀬良大地(29)は5日のDeNA戦で4回途中8失点と打ち込まれて2戦連続KO。コンディション不良もあって6日に出場選手登録を抹消された。過去5年で4度の2桁勝利を挙げている2016年の沢村賞左腕K・ジョンソン(35)も開幕から0勝7敗で4日に二軍落ちし、先発ローテの両輪が戦線離脱という非常事態に陥った。

 そんな危機を乗り切るウルトラCプランとしてささやかれているのが新外国人テイラー・スコット投手(28)の先発転向案だ。チーム関係者は、わりと真顔で「ファームでは打者を圧倒していて2イニングも難なくこなしている。成功するかどうかは分からないが、こういう不測の事態ならば先発で試す価値はある」と言う。

 スコットは開幕こそ新守護神としてスタートしたものの、開幕3戦目でのセーブ失敗を皮切りに信頼を裏切り続け、7月20日に出場選手登録を抹消された。ただ、二軍では防御率0・69と無双状態で名誉挽回の機会をうかがっている。

 他球団ながら、阪神では2010年にセットアッパーとして期待されて来日したメッセンジャーが振るわず開幕直後に二軍落ち。一時はダメ助っ人の烙印を押されたが、ファームでの先発転向が当たり、10年間で98勝を挙げる優良助っ人に生まれ変わった。そんな好例もあるだけに、スコットが〝第2のメッセ〟となっても不思議ではない。

 佐々岡監督は左右のエースが不在となった現状に「厳しい状況ではあるが、こうなった以上はいる者でやらないといけない」と話している。こうなれば〝ワラ〟にすがるのも手だ。