本紙評論家・宇野氏 批判される中日・根尾のフルスイングを擁護

2020年04月25日 16時30分

バットを振り込む根尾

 2年目の中日・根尾昂内野手(20)が信念を貫く構えを見せている。

 いまだに開幕のメドが立たない状況だが「とにかくいつ開幕してもいいように。まだポジションを奪う立場なので。これから10年間はどうなるか自分でも想像つかないけど、自分が目指すところに向かってこの10年間もまた積み上げていきたい」と意気込む。

 ルーキーイヤーの昨季は一軍出場は終盤の2試合に終わり「19歳で苦しいこともいっぱい経験した。振り返りたくないぐらい」と屈辱を味わった。それでも身上のフルスイングを今年もキャンプ、オープン戦とこだわり続けていることで、チーム関係者から「ずっと結果が出ていないんだから根尾はもっと頭を使った方がいいのでは。ただやみくもに振っているだけに見える」とダメ出しの声まで漏れてきた。

 結果が出ず3月下旬に二軍落ちが決まり、精神状態も心配された。それでも本紙評論家の宇野勝氏は根尾の曲げない姿勢を擁護する。「やみくもに振っているなんてあり得ない。そもそも何も考えていない選手なんていないし、根尾は根尾なりにいろいろ考えてやっている。昨年よりも間合いも取れだしているし、バットを合わせにいくよりは強い当たりが出るようにビシッと振っている打撃の方がよっぽどいい。時間はかかるかもしれないけど、当然能力はあるし、慣れてくれば結果を残せるようになるよ」と逆に太鼓判を押す。

 中日で背番号7の先輩・宇野氏からエールを受けた根尾はこのままフルスイングにこだわり続け、まずは一軍定着を勝ち取るつもりだ。