中日 新助っ人・ゴンサレスは“掘り出し者”だった

2020年01月15日 16時30分

 中日の新外国人ルイス・ゴンサレス投手(27)は、意外な“掘り出し者”かもしれない。ドミニカ共和国出身の左腕でメジャー経験はなく、昨季はオリオールズ傘下3Aノーフォークなどに所属。それでも11月下旬に行われたドミニカ共和国のウインターリーグで登板した際にヤンキースやカブス、カージナルスなど複数球団からも獲得に興味を示され、水面下で実は争奪戦の展開になっていたという。

 現地を視察した与田監督が、その能力の高さにほれ込んで中日側も正式オファー。ゴンサレスはメジャー球団からの誘いをあっさりと蹴って、二つ返事で日本行きを選択した。

「メジャー球団からの条件提示はすべて基本的にマイナー契約がベース。その中で中日の提示した条件が一番良かったという理由も多少はあるのでしょうが、一番はゴンサレス本人が以前から日本行きを強く望んでいたことがドラゴンズ入りの決め手になったと聞いています。実際、ゴンサレスは周囲に『日本のプロ野球で多くの経験を積み、成長したい』とNPB入りを猛アピールし、自らを売り込んでいたほどです」(ア・リーグ球団関係者)

 188センチの長身から繰り出される150キロ台の直球とスライダー、チェンジアップが武器。3年連続で登板イニング数を上回る奪三振数をマークしており、昨季も3Aノーフォークで40三振をマークした。前出の関係者は「奪三振数がクローズアップされがちだが、人によっては『フライボールピッチャー』と評する声もある。状況に応じて投球の切り替えもできる頭のいい投手。しかも真面目だ。制球面が課題と言えば課題だが、有望株だけに日本でもう一皮むければ大化けする可能性も高い。断られた格好のメジャー球団もゴンサレスがどれだけドラゴンズで成長できるか注視していることから、順調に行けば将来的に再オファーをかけられるのではないか」とも分析する。

 来年3月の五輪予選にキューバ代表として参加する方針の守護神R・マルティネスは開幕不在が濃厚。代役ストッパー候補にも挙がるゴンサレスが、日本でスターダムに駆け上がれるか。