阪神 糸井が大山に30発指令

2019年03月14日 16時30分

先制2ランを叩き込む大山

 いよいよお目覚めか。阪神期待の和製大砲・大山悠輔内野手(24)が、13日の中日戦で待望の一発を放った。「4番・三塁」で先発出場し、2回に吉見から中前打し、4回には一死二塁からスライダーをバックスクリーン左に叩き込んだ。

 招集された侍ジャパンでは10日のメキシコ戦で左ヒザに死球を受けて途中交代。翌11日に再検査を受けたほどで、今遠征から外れて様子を見ることも可能だったが「痛いとか言っていられる立場ではない。侍ジャパンでは2打席しか立てず、悔しさもあったので一打席一打席を大切にしたい」と意地を見せた。矢野監督も「日の丸を経験して伝わってくるものがある。いいホームランだった」と最敬礼だ。

 大山には3、4番コンビを組む可能性の高い糸井嘉男外野手(37)も期待を寄せる。昨年9月に大山が月間9本塁打したことを例に挙げ「あれだけ打つことはマグレではできない。ポテンシャルはかなり高い」と絶賛。さらに「30発打ってほしい。それだけ打てる力は持っているから!」とハッパをかける。

 昨季は4番として期待されたロサリオがまさかの大コケ。糸井は打率3割8厘と孤軍奮闘したものの、後を打つ“相棒不在”に苦しめられた。虎の4番にかかる重圧は自身の経験から重々承知しているが、それでもなお「将来の阪神のことを考えたら大山が4番を務めるべき」と生え抜き4番の育成に熱を入れる指揮官の意見に同調するほど大山にほれ込んでいる。

 その糸井は独自調整を経て、16日の西武戦(甲子園)からオープン戦に登場する見込み。糸井―大山の3、4番が機能したとき、14年ぶりのリーグ制覇はグッと近づいてくる。