エンゼルス・大谷翔平投手(28)に逆風か。昨季、MVPを争ったブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(27)が大谷とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)によるMVP争いについて「正直なところ、今年も大谷が受賞したら、またしてもスチールされたことになると思う。ジャッジはすごい成績(57本塁打)を出していて、それは大谷よりずっと高い。大谷は素晴らしい野球選手だけど、MVPはジャッジだと思う」と発言して話題を呼んでいる。昨季のゲレロは大谷に2差の48本塁打でキングに輝きながら、MVP投票では1位票を1票も獲得できなかった苦い経験がある。

 そんな「大谷VSジャッジ」のMVP議論が激化する中、米CBSスポーツでは15日(日本時間16日)、大谷のMVPの可能性を分析した記事を9日に掲載したマット・シュナイダー記者が、ジャッジ推しの世論に押される形で「どちらがMVPと言ったのではなく、大谷にもMVPの可能性があると伝えただけだ。自分はジャッジにMVP票を入れる」と釈明するような記事を掲載した。

 同記者は、両選手の所属チームの成績とは別に「1961年以降、PED(筋肉増強剤)に影響されずに60本塁打を達成する初めての選手」「今季、両リーグで50本塁打を超えるのはジャッジだけ」「史上初の60本塁打で3冠王達成の可能性」などの点でジャッジ有利を訴えた。

 大谷は二刀流の先駆者であるベーブ・ルースと比較されがちだが、同記者は「1928年のルース以降、2位以下に20本塁打差をつけた打者はいない。まさに『誰もやったことのない偉業』をかなえようとしている」とも付け加えた。