エンゼルスのマイク・トラウト外野手(31)が14日(日本時間15日)の米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)で「振り返って『やっぱり10月もプレーしていたいな(プレーオフに出たい)』と思うよね。実際のところ、2014年から結構しんどい年が続いている」などと球団売却問題で揺れるチームの未来や僚友の大谷翔平投手(28)について胸中を語った。

 同紙からの質問は「エンゼルスとしてのここまで」「球団売却」「大谷の未来」などについて。これにトラウトは「みんな負けることに疲れているよ。契約を結んだ時、このチームをプレーオフに行かせたい、優勝をもたらしたいと思ってサインした。チームは決して努力していないわけではない。これまでプレーオフに出られる、前に進んでいけるチームをつくってきたと思う。ケガや何かの理由で脱線してしまっただけで。一度だって努力していないなって思いながらシーズンを始めたことはないんだ。自分の忠誠心はそんなところから来ていると思う」と熱く語っている。

 2009年にドラフト1位指名を受け、12年に19歳の若さで大リーグデビュー。10度の球宴出場に3度のMVP受賞と輝かしい実績を誇るが、エンゼルスは14年を最後にプレーオフ進出を果たせていない。在籍12年で既に4人のGMと監督、6人の打撃コーチを経験し、間もなく球団オーナーも代わろうとしている。現在の契約は30年まで続き、トレード拒否権を持つ。これまでもチームへの深い忠誠を口にしてきたトラウトは「(新オーナーについて)オープンマインドでいたいと思う。この転換は大きい。これまでの変化を全て足しても、売却のことのほうが大きい。だから、誰がチームを買うかをオープンマインドで見届けたい」と、売却の意向が発表された当初よりも覚悟が決まった様子だ。

 23年にFAとなることから去就にも注目が集まっている大谷については「当然、大谷には残ってほしい。エンゼルスにいてほしいと思わない人がいたらクレイジーだと思う。彼は僕らにとって、かけがえのない存在。これは彼が判断することだし、自分はこの状況について彼と話をしていないけど、FAまであと1年ある。だから様子を見ようじゃないか。新しいオーナーが何をもたらすかなんて予想できない。チームを買い取って、大谷とモンスター級の契約を結ぶ可能性だってあるわけでしょ? それが最高のシナリオ」と持論を展開していた。