エンゼルスの大谷翔平投手(27)は20日(日本時間21日)に本拠地アナハイムでのロイヤルズ戦に「3番・DH」で出場し、3回に16打席ぶりのヒットなる二塁内野安打を放ち、2打数1安打、2四球だった。打率2割5分2厘。チームは2―6で敗れ、連勝は3で止まった。

 不名誉な記録を15でストップした。1―2の3回二死無走者で、マウンドは先発の左腕バビク。カウント1―2からの4球目、外角低めのカーブを強振。弱いゴロが内野に転がったが、「大谷シフト」で深めに守っていた二塁手は捕球するのがやっと。大谷は快足を飛ばして、一塁を駆け抜けて二や安打とした。16打席ぶりの安打に笑みを見せた。

 バビクは昨年6月8日の対戦では自己最長470フィート(約143メートル)の超特大弾と右中間二塁打を放ち、3打数2安打だった。初回二死無走者は四球を選び、15打席ぶりに出塁した。2―2の5回二死無走者も四球を選んだ。

 2―6の8回一死無走者は3番手の右腕バーローと対戦。1ストライクからの2球目、内角低めの92・9マイル(約150キロ)の直球をフルスイング。角度18度、打球速度106・9マイル(約172キロ)で打ち出した弾丸ライナーに大歓声が上がったが、打球は上がらず右直だった。

 7試合ぶりの本塁打は出なかったが、しっかりボールを見極めて2四球を選び、4打席目もしっかり捉えていた。ここからアーチ量産だ。