カブスのデビッド・ロス監督は19日(日本時間20日)のブレーブス戦前の会見で、左手薬指の捻挫で負傷者リスト(IL)入りしている鈴木誠也外野手(27)が20日(同21日)からアリゾナ州メサのキャンプ施設で復帰へ向けたリハビリを行うと明かした。

 NBCシカゴ(電子版)はアリゾナでの練習は「彼がやりたいと思っている実戦に近いものに近づくことになるだろう」との指揮官のコメントを紹介した。同サイトは「現地で1週間ほど練習した後、順調に行けばチームが本拠地シカゴに戻る28日(同29日)に再合流して、マイナーでのリハビリ試合出場について検討される」と予想している。

 鈴木は5月26日(同27日)のレッズ戦で二塁へ滑り込んだ際に指を痛めてIL入りした。およそ1週間でフリー打撃を再開し、一時は10日(同11日)からの敵地ヤンキース戦での復帰する見通しだったが、痛みと腫れが引かないため断念。首脳陣やトレーナーの指示で患部を安静にして治療に専念している。

 ロス監督は「我々は彼がどのような状態で、正しい過程を踏んでいるかどうか毎日リポートを受ける。今のところ正しい方向へ向かっている」とコメント。一部地元メディアはメジャー復帰は6月下旬と予想していたが、7月上旬へずれ込みそうだ。