パドレスのダルビッシュ有投手(35)は13日(日本時間14日)に敵地シカゴでのカブス戦に先発し、8回を5安打1失点、7三振1死球で今季6勝目(3敗球数107と好投し、今季6勝目(3敗)をマークした。打者30人に107球で防御率3・35。チームは4―1で勝って連敗を2で止め、ナ・リーグ西地区首位のドジャースにゲーム差なしに迫った。
 
 見せ場は3点リードの8回二死一、三塁だった。打席は3番ハップ、一発を浴びれば同点だ。直球で空振り、カーブが外れ、3球目の直球が低めに決まった4球目、91マイル(約146キロ)のスプリットでバットに空を切らせると、ダルビッシュは2度雄たけびを上げた。

 敵地リグリー・フィールドは2018年から20年までの3シーズンを過ごした元本拠地。試合開始がシカゴ周辺襲った雷雨の影響で1時間半遅れたが、見慣れた長髪をバッサリ切って登場。初の凱旋登板にファンから声援を送られた。

 初回に死球と安打で二死一、三塁のピンチを迎えるも、5番ウィズダムを87マイル(約140キロ)のカッターで中直に打ち取り無失点。しかし、2回は先頭ゴームズにカウント2―1からの4球目、甘く入った80マイル(約129キロ)のスライダーをライナーで左翼席へ運ばれ先制点を許した。

 3回に味方打線が1―1の同点に追いついてくれるとカッターと直球を軸にしてカブス打線を翻ろう。3、4、5回は失策の走者1人しか許さず、6回一死からハップに中前打されるもシュウィンデルを三ゴロ併殺に仕留めた。

 7回を三者凡退で片付けると味方打線が8回に3点勝ち越し。その裏のピンチを切り抜けて今季最長の8回を投げ切った。12度の先発でクオリティースタート(6回以上投げ、自責点3以下)は9回目と安定感は抜群。地区首位ドジャース追撃、そして逆転の切り札になりそうだ。