エンゼルスの大谷翔平投手(27)は7日(日本時間8)に本拠地アナハイムでのレッドソックス戦に「2番・DH」で出場し、初回に中越え二塁打を放ち、4打数1安打、1得点、1三振1四球だった。打率2割4分2厘。延長10回の激戦の末、5―6で敗れ、ついに13連敗。同一シーズンでの球団ワースト記録を更新した。
延長11回二死二塁で代打スズキが遊ゴロに倒れると何ともいえないタメ息に包まれた。これで13連敗。マドン監督解任の重苦しいムードを一掃するどころか、さらに先が見えなくなった。
5―5の9回二死二塁。一打サヨナラの場面で「2番・DH 大谷」とコールされるとエンゼル・スタジアムの興奮はMAXに達した。しかし、申告敬遠で歩かされると一斉にブーイング、同時に怒号が飛び交った。続くアデルは見逃し三振。失望が広がった。
試合開始直後、大谷のバットが光を運んだ。初回一死無走者でマウンドは相手先発の右腕ウィットロック。カウント1―2からの5球目、外角高めのチェンジアップを引っ張らずにバットを合わせた。角度27度で打ち出した打球速度98・4マイル(約158キロ)の弾丸ライナーは左中間最深部へ一直線。一伸び足りなかったがフェンスにワンバウンドで当たる二塁打となった。続くトラウトがカウント2―1からの4球目、95マイル(約153キロ)の真ん中に甘く入ったシンカーをフルスイング。打球速度100・9マイル(約162キロ)の弾丸ライナーは中堅席へ飛び込んだ。先制の14号2ランは飛距離は399フィート(約122メートル)でギリギリだった。
3―3の3回先頭はカウント1―1からの3球目、内角高めのシンカーに詰まらされて中飛だった。続くトラウトは右中間を真っ二つ。しかし、右足を気にしながら二塁へ。4番ウォルシュの打席の途中にベンチに下がり、アデルが代走に送られた。球団は「右股関節の張り」と発表した。大谷も5月1日(同2日)に右股関節の張りを訴え、途中交代。翌2日(同3日)はスタメンから外れたものの、代打で出場し、3日(同4日)から復帰した。軽傷であることを祈るばかりだ。
4―3の5回無死一塁は2番手の左腕ディークマンと対戦。暴投で走者が二塁に進むもカウント1―2からの4球目、外寄り低めのスライダーにバットは空を切った。5―5の7回一死無走者は4番手の左腕デービスの前に三邪飛に倒れた。
泥沼化に拍車がかかったエンゼルス。流れを変えられるのは大谷の一振りだけだ。信じるしかない…。












