パイレーツ・筒香嘉智内野手(30)は24日(日本時間25日)、本拠地でのロッキーズ戦に「6番・DH」で先発出場し、4打数無安打3三振に終わった。連続安打は3、連続打点も4でストップ。チームも10回延長の末、1―2で敗れた。

 全くいいところがなかった。相手先発の左腕フリーランドと対峙し、2回一死一塁の第1打席では外角低めのカーブに手が出ずあっさりと3球三振。5回先頭の第2打席もフルカウントから7球目のスライダーでバットは空を切り、2打席連続の三振に倒れた。

 1点リードの6回二死一塁、第3打席では2番手右腕チャシーンに打ち取られて二ゴロ。1―1の同点で迎えた9回無死一塁での第4打席では5番手右腕バードの前にフルカウントからの8球目、外角低めの97マイル(約156キロ)のシンカーで空振り三振を喫した。

 ゆっくりと右肩上がりになりつつあった打率も再び1割7分7厘へ降下した。SNS上では筒香に対するパイレーツファンからの厳しいまなざしが相変わらず向けられたままだ。特にこの日は3三振に倒れたことでツイッター上ではバッシングに拍車がかかっている。

 その中でも目立っているのは「ツツゴウはもう1週間もいないはずだ。もし、火曜日に同じような様子であれば、水曜日にマーティンと交代させるべきだろう」「メイソン・マーティンがヨシトモ・ツツゴウと単純に入れ替わったとしたら?」「パイレーツはメイソン・マーティンを昇格させ、ヨシ・ツツゴウをDFAにせよ」などとつづられているように、傘下3Aのメイソン・マーティン内野手(22)と筒香の入れ替えを強く訴えるツイートだ。

 マーティンは今季3Aで筒香と同じ一塁のポジションに就いており、9本塁打、29打点、打率2割5分4厘、7盗塁、OPS(出塁率+長打率)は.921をマーク。期待の若手有望株として高い評価を集め、メジャー昇格は時間の問題とみられている。

 米メディア「ファンサイデッド」に設けられているパイレーツ情報専門コンテンツ「RUM BUNTER」もこの日、他の有望株選手とともにマーティンの近況を話題として取り上げ「ピッツバーグ・パイレーツの将来に不可欠」と猛プッシュしている。