ダルビッシュ有投手(35)が所属するパドレスが広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指している鈴木誠也外野手(27)の獲得を最優先事項としているようだ。

 サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙のパドレス番記者、ケビン・エイシー記者が13日(日本時間14日)、自身のツイッターに「(パドレスの補強)プランAは、外野に鈴木誠也、DHにネルソン・クルーズを据えて、大型契約を一つ解除することのようだ。鈴木はいつも、(移籍市場から)獲得可能な外野手の中でも、欲しいリストの一番手になっている模様」と投稿した。

 具体的には、パドレスの編成部は鈴木誠とクルーズ(レイズFA)という右の大砲2人を獲得し、今季年俸2100万ドル(約24億7000万円)のエリク・ホスマー内野手(32)、もしくは同2250万ドル(約26億5000万円)のウィル・マイヤーズ外野手(31)のどちらかをトレード移籍させることを最高のシナリオとして描いているという。

 41歳のクルーズは昨季、ツインズとレイズでプレーして打率2割6分5厘で、32本塁打、86打点と長打力は健在。昨季の年俸は1300万ドル(約15億3000万円)とお買い得感が強く、ナ・リーグが今季からDH制を採用することからFA市場でも注目の存在だ。

 米大リーグ機構(MLB)と選手会が10日(同11日)に新労使協定に合意。ロックアウトが終わったことでFA選手の契約が相次いでいる。パドレスの動きから目が離せない。