ニューヨークの老舗球団が動き出すか。マリナーズからFAとなった菊池雄星投手(30)の移籍先を巡り、米メディアがメッツの名を挙げている。

 米ニューヨークの放送局「SNY」は26日(日本時間27日)、「メッツ・ホット・ストーブ」のリポートの中において、MLB公式サイトのアナリストで元メッツGMのジム・デュケット氏(55)が「菊池は短期契約であればメッツにフィットする。魅力あふれる左投手。次のタイフアンになれる可能性がある」などとコメントしたことを報じた。

 29歳右腕のタイフアン・ウォーカーは昨オフにブルージェイズからFAとなり、メッツと2年総額2000万ドルで契約。今季7勝11敗、防御率4・47だったが、前半戦は好調で初の球宴出場も果たしている。そのタイフアンらの獲得も実らず昨季地区3位に沈んだメッツは今オフ、サイ・ヤング賞に過去3度輝いたマックス・シャーザー投手(37)、スターリング・マルテ外野手(33)、マーク・カナ外野手(32)、エドゥアルド・エスコバー内野手(33)をロックアウト前に獲得するなど次々と巨大補強を敢行中だ。

 だが、メッツはローテ入りして昨季10勝をマークしたマーカス・ストローマン投手(30)が今オフにカブスへ移籍したこともあり、先発補強にはまだ余地があると言える。実際にメッツのビリー・エプラーGM(46)は米メディアの取材に対し「チームがもっとレベルアップする可能性があるならば検討し、そのチャンスを生かしたいと考えている」とロックアウト後のさらなる戦力補強を示唆していることから、菊池の獲得に動き出す可能性はありそうだ。

 メッツは巨大補強でメンバーが充実しつつあることもあり、早くも下馬評で有識者の間から2022年のワールドシリーズ優勝候補に挙げられている。正式オファーがかかれば、条件次第で菊池にとっても魅力的な球団となるかもしれない。