レッドソックスの地元米マサチューセッツ州のニュースサイト、マス・ライブは11日(日本時間12日)にツイッターで寄せられた読者からの12の質問に答えるレッドソックス番記者情報を掲載した。うち2つがポスティングシステムでメジャー移籍を目指している鈴木誠也外野手(27)に関するものだった。

 レッドソックスは昨季の正右翼手だったハンター・レンフロー外野手(29)がトレードでブルワーズに移籍。交換要員となったジャッキー・ブラッドリー外野手(31)が古巣復帰を果たしたが、右の長距離砲獲得という課題は残されたままだ。

 読者から寄せられた「レッドソックスが鈴木と契約する可能性は」という質問に対し、同サイトはこう回答した。「FAとなっているカイル・シュワバー外野手(28)、クリス・ブライアント内野手(30)、ニック・カステラノス外野手(29)と契約する可能性についても排除はできない」としたものの、「日本人選手の獲得には覚悟が必要だが、鈴木はとてもいい選手。少なくとも、(交渉の席では)レッドソックスから出る提案をしっかり検討するのではないかと思われる」

 もうひとつの質問は「上原浩治の(ユーチューブ番組での)インタビューをどう捉えているか。契約できた場合はレンフローのアップグレードとなりそうか」だ。

 レッドソックスの2013年のワールドシリーズ制覇に守護神として大貢献した上原浩治氏(46)は7日にアップした自身のユーチューブチャンネル「雑談魂」で鈴木誠と対談。「メジャーどこに行くの」「ボストンに行くんでしょう」と直球質問をぶち込み、鈴木誠は「まだ全然決まってない。早く決めたいです」「いや、それはちょっと…」と言葉を濁していた。

 同サイトは「上原とのインタビューで読み取れるものはなかった」「レッドソックスはおそらく、(選手を)1対1(の対比)で見るわけではなく、打順、外野守備など全体としてどう改善できるかを測ると思う」と指摘した。