エクスポズ、マーリンズ、タイガース、レッドソックスでGMなどを務めたデイブ・ドンブロウスキー氏(64)が、フィリーズの編成本部長に就任することが10日(日本時間11日)、分かった。米スポーツサイト「アスレチック」のジェイソン・スターク記者が自身のツイッターで第一報を伝えた。

 ドンブロウスキー氏はカントリー・ミュージックの中心地テネシー州ナッシュビルにMLB球団を招致する活動を行っている「ミュージック・シティ・ベースボール」の中心的役割を担っている。先月、エンゼルスの新GM候補として名前が挙がった際には「私はナッシュビルに留まる」と公言していた。

 2008年を最後に世界一から遠ざかっているフィリーズにとっては願ってもない人材だ。ドンブロウスキー氏は1988年、31歳の時にエクスポズのGMに当時の最年少で就任。93年にはGMとして新球団マーリンズへ。97年にワールドシリーズを制覇した。02年から15年はタイガースでGMを務め、15年から19年はレッドソックスで編成本部長として辣腕を振るい18年に世界一となった。

 ブライス・ハーパー外野手、アンドルー・マカチェン外野手を中心とするフィリーズではどのような手腕を見せるか。注目される。