米メディアのザ・レコード紙(電子版)は12日(日本時間13日)にア・リーグ地区シリーズで敗退したヤンキースの選手や首脳陣の1年間を採点。田中将大投手(31)には「Cマイナス」と評価した。

 田中はレギュラーシーズンは3勝3敗、防御率3・56だったが、ポストシーズンで2試合に先発して0勝1敗、防御率12・38。いずれも5回途中で降板する不本意な結果だった。同紙は田中を「まずまずだったレギュラーシーズンが、残念な2度のポストシーズン先発で残酷な終焉を迎えた。ビッグゲームに強いという名声とは逆になった」とバッサリ。7年契約の最終年だけに再契約に影響する可能性もある。

 一方、首脳陣に対しても厳しい評価。ブーン監督について「難しいシーズンを落ち着いて指揮したが、地区シリーズでの疑問を残す投手起用はいただけなかった」と「C」とし、キャッシュマンGMに対しては「トレード期限までに投手を補強できず、最有力と目されながら地区優勝を逃し、地区シリーズで敗退した」として「D」を付けた。

 また、新加入したエースのゲリット・コール投手(30)は「Bプラス」の合格点。「A」はア・リーグの首位打者を獲得したDJ・ラメーヒュー内野手(32)だけだった。