ヤンキースの田中将大投手(31)は1日(日本時間2日)のレイズ戦に先発登板して6回を3安打2失点で今季初勝利(1敗)を挙げたが、試合終了後に“死球”を巡って両軍が乱闘寸前の騒ぎとなった。
9回二死無走者でヤンキースの守護神チャプマンが投じた100・5マイル(約161・7キロ)の真っすぐがブロッソーの頭上を通過。審判団は両軍に警告を発した。結局、空振り三振で試合終了となったが、レイズ側は激怒。これにヤンキース側が呼応したことで両軍総出でグラウンドでにらみ合い、乱闘寸前となった。
きっかけは初回二死で田中が3番ウェンデルに与えた死球。今季のヤンキース戦で自身が受けた3個目の死球にもウェンデルは苦笑いしながら一塁へ。ベンチからも目立ったアクションはなかった。今季のヤンキース戦で自身が受けた3個目の死球だったが、ここでは何も起こらなかった。そして9回にチャプマンの1球…。レイズのキャッシュ監督は「まったくもってばかげたことだ。彼らは1回にウェンデルへ故意にぶつけた。最後にチャプマンが3種類の球種を高めや内角に投げたことではっきりした」と怒り心頭だ。
これに対してヤンキースのブーン監督は「とてもゾッとする瞬間だった。(キャッシュ監督の主張は)まったく間違っているが、今はそれについて踏み込むつもりはない」と切り返し、死球や危険球に関しての見解は避けた。
両軍の死球を巡る因縁は根深い。2018年には昨年でヤンキースを引退した左腕サバシアが味方捕手が頭部付近に危険球を投げられた報復に死球を与え、退場になった。
18、19年の2年間でヤンキース投手陣はレイズ打線に14死球を与え、レイズ投手陣はヤンキース打線に11与死球。今年はこの試合終了時点でヤンキースが5与死球でレイズは3与死球だ。
AP通信によると、ヤンキースのラメーヒューは「明らかに深刻な脅威だ。明日は我々に向けて投げてくるように聞こえる。準備はできている」と語ったという。
事態を重く見た米大リーグ機構(MLB)は両軍の今季最終戦となる2日(同3日)の試合前にチャプマンに3試合、ブーン監督とキャッシュ監督にそれぞれ1試合の出場停止処分を科すと発表した。プレーオフで激突する可能性もあり、遺恨は続きそうだ。












