マーリンズでコロナ感染14人〝クラスター発生〟 急きょ試合中止でシーズン続行も暗雲

2020年07月28日 00時03分

 開幕早々の米大リーグで最悪のクラスターが発生だ。27日に予定していたマイアミでのマーリンズ―オリオールズ戦がマ軍側の新型コロナウイルス感染者拡大により、キャンセルとなった。米スポーツ専門局ESPNのパッサン記者が27日、自身のツイッターで「マーリンズの選手で8人以上、コーチ2人が(新型コロナウイルス検査で)陽性反応を示したため。クラブハウスで感染が広がった模様」と伝えた。

 マーリンズは26日、敵地でのフィリーズ戦前に選手4人が陽性反応を示したことで、先発予定だったウリーナ投手が急遽登板回避を余儀なくされ、試合後に予定していた本拠地マイアミへの移動も取り止めてフィラデルフィアに留まっていた。これでチーム内の感染者は少なくとも14人となった。

 マーリンズのマッティングリー監督は前日のオンライン会見で「マイアミ(の本拠地球場)は安全」と話していたが、フロリダ州は過去7日間の新感染者が約7万7000人と全米の州で最も多い。

 一方、秋山翔吾外野手(32)が所属するレッズでも、開幕戦に指名打者として先発出場したデビッドソン内野手が陽性反応を示して離脱すると、ムスタカス内野手など気分が優れないという理由で欠場する選手が出て相次いでいる。

 こうなると懸念されるのが大リーグは予定の60試合を消化できるのか、だ。シーズンは開幕して1週間も経っていないが、現地では早くも中断の可能性に言及するメディアも現れている。実際問題として、マーリンズ内でこれ以上感染者が拡大するようだと試合続行は不可能。また一時的な中断で済めばいいが、最悪の場合は「シーズン中止」という事態も考えられる。

 ようやく響き始めた球音がまた止んでしまうのか…。全米の野球ファンが固唾をのんで状況を見守っている。