英国の国土の中心的な島であるグレートブリテン島の西に浮かぶアイルランド島。夏は涼しく、冬はそれほど寒くないため、住みやすい国とも言われているアイルランド。この地の民話に伝わる「水犬」とも「カワウソの王」とも称されるUMAが「ドアーチュ」だ。
この俗称からも分かる通り、カワウソと犬の中間のような容姿だとされているが、大きさは2メートルとも噂されている。カワウソがだいたい1メートルほどなことから考えてもかなり大きい。
アイルランド東部のマスク湖は美しく、周囲に自然も残り、魚が生息するため釣り人も多く、観光地として栄えている。その魚を食い尽くす存在として知られているのがドアーチュだ。人間が襲われたという被害報告も残っているそうで、その凶暴性がうかがい知れる。
水中や水上だけでなく水辺にいるものを襲う習性があるのではないかと言われていて、ペアで行動するらしい。仲間の復讐をするという報告もある。集団で行動する知能の高さを持ち、なおかつなわばり意識や仲間意識の高い生物であることが伝わっている。このあたりはオオカワウソが集団で行動する習性に近い。
他に容姿の特徴としては大きさだけでなく、全体的には白く短い体毛に覆われ、足にはオレンジ色の大きい水かきを持っている。その泳ぐ速度は速く、凶暴な性格をより強いものにしている。
17世紀より目撃例の多かったドアーチュだが、2003年に影のような姿を目撃されてからパッタリと情報が途絶えている。南米では大型のカワウソであるオオカワウソの生息数が激減している。アイルランドにはオコジョやユーラシアカワウソが生息しているが、このドアーチュも大きなカワウソの一種で、もう絶滅してしまった種なのだろうか。












