J1浦和の守護神・西川周作(40)が大記録を達成した。

 チームは明治安田J1リーグ第14節の神戸戦(MUFG国立)で、2―2で引き分けた。西川はこの試合で先発フル出場。元日本代表MF遠藤保仁(現G大阪ヘッドコーチ)の持つ記録を上回り、J1リーグ最多673試合出場を果たした。

 前半34分には、MF井手口陽介のシュートを落ち着いてセーブ。その後、同43分にFW武藤嘉紀に失点を許すが、0―1の後半9分には、1対1のピンチをしのぐ好セーブを見せた。

 その後は同24分にMF渡辺凌磨が同点弾を決める。さらに同アディショナルタイムにMF金子拓郎が左足でチームに2点目をもたらした。このまま勝利で終えると思われたが、その約3分後に再び武藤に2点目を奪われ、勝ち点3を逃した。

 記念すべき試合で惜しくも勝利を逃したものの、試合後にはサポーターに大記録を祝福された。2014年から浦和で守護神としてチームを支える西川は、試合後に多くの報道陣に囲まれ「これが本当にすごいことなんだなと、この記者の数を見て感じています」と笑顔を見せた。

 40歳の西川は、これまで日本代表として通算31試合に出場。同じく日の丸を背負い、北中米W杯でアジア史上初の5大会連続出場のFC東京DF長友佑都、現在も海外でプレーする本田圭佑(ジュロン)は同学年にあたる。西川は2人の他、同学年で、同じGKである横浜Mの飯倉大樹、G大阪の東口順昭らの活躍が原動力になっているといい「佑都がメディアの前で言っていたが、尖ってナンボだと。年齢を重ねたから丸くなるんじゃなくて、自分たちが尖ってやっていくことで、下もついてくると話していた。言葉に重みがあると思ったし、それは同世代だからこそ感じる。自分もそういった存在でありたい」とベテランとしてのあり方を語った。

 ベテランの域に達してもなお、西川は「まだまだ成長できるところを証明したい」と今後もさらなる飛躍を誓った。そして、今後の目標には「あとは突き進むだけ。僕の目標は、浦和レッズでリーグタイトルを取ること。優勝して、浦和の街をパレードすることが一つの夢」と現在の夢を語った。

 長年抱く夢を、自らの手で現実に変えてみせる。