今年5月に主演作「急に具合が悪くなる」で第79回カンヌ国際映画祭で女優賞を受賞した女優の岡本多緒が5日、都内で行われた「第21回難民映画祭」オープニング上映会に登場した。

 この映画祭は、2006年に日本初の「難民」に焦点をあてた映画祭としてスタート。岡本は「映画の力ってスゴイと思う」と言う。「戦地や難民キャンプに行くことは、自分の経験としては持っていない」が、「映画を通して、疑似体験ができて、自分事として捉えられる機会が得られるのは貴重」とアピール。

 見た人へ「答えは出ないかもしれないけど、問いを持つことがすごく大事なんじゃないかな。より多くの人に見てもらいたい」と呼びかけた。

 この日はドキュメンタリー映画「FREE FISH―ガザの漁師たち」が日本初公開された。「ソーシャルメディアで、ガザ地区の崩壊した映像を見ることもあると思うけど、大画面で見たら違う印象。映画だからこそ気付くこともある」と指摘。

 またこの日は、ドキュメンタリー映画「アライズ・イン・エグザイル/故郷を追われた盟友たち」も上映され、「すっごくメッセージが詰まっていた」としみじみ。岡本自身「フィクションの世界でお芝居して、それをなりわいにしている」としつつ、「ドキュメンタリ―の強さを感じた」と語った。

 同じくイベントに登場した俳優の米本学仁も「最近はAIでいろんな映像が生成されているけど、ドキュメンタリーの力強さをすごく感じた」と話していた。