【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。糖尿病の治療薬「マンジャロ」を不正に販売したとして新宿区の薬局の責任者ら2人が今月22日、逮捕され注目を集めています。マンジャロは食欲が減退するなどとして美容目的で購入する人が増えており、社会問題化しています。美容とルッキズムについて、いま一度考え直す必要があるのではないでしょうか。
今週はネットフリックス作品ですが、美容整形業界にスポットを当て、あまりにも大きな反響を呼んでいるため、「ダウンタイム」を紹介しようと思います。
同作は、美容整形業界の光と闇を描いたヒューマンドラマ。天才的なオペ技術を持つ救急外科医の沼田文(松岡茉優)が不本意な形で美容外科医に転身し、カリスマ美容外科医と対立しながら業界のリアルに触れていく物語です。
今作で僕はまず主演の松岡さんの快演に触れたいです。改めて松岡さんはすごい女優だと再確認しましたね。俳優さんの中にはどんな作品をやっても○○さんだなぁと思う人もいて、それはそれでその方の良さなんですが、今作の松岡さんは女優のオーラが完全に消えていましたよね。これまでのイメージを完全に打ち消す神がかった演技で戸田恵梨香さん主演のネットフリックス「地獄に堕ちるわよ」以来の衝撃を受けました。
今作を見て、やはり見た目や身だしなみを適度に整えることは大切だと感じた一方で、抱えるコンプレックスが長所に変わればもっと素晴らしいなとも思いました。例えばですけど、完璧で非の打ちどころがないようなキレイな人よりも、笑った時に少し八重歯が出る人の方が親しみやすくてかわいらしいと感じるようなことがあるじゃないですか。見た目だけでなく性格も含めて、短所の部分もまたステキだと思う気持ち。完璧主義でルッキズム全盛の時代だからこそ、過度にその流れに傾倒しすぎないようなマインドを持っていたいと考えるすごい良いきっかけになりました。
そうした意味では、センシティブな現代社会の課題を真正面から描き、私たちに問題提起をしてくれるところがネットフリックスの圧倒的な強みだと言えます。もっと言えば存在価値にもなっているのかなと思いました。ルッキズムが加速する現状だからこそぜひ見てほしい作品です。












