漫画「あしたのジョー」などで知られる漫画家・ちばてつやさんが22日東京都内の病院で死去したことが27日、分かった。87歳だった。

 漫画界の巨星の訃報を受け、多くの漫画家が追悼のコメントを「X」(旧ツイッター)に投稿している。

「キングダム」の原作者で漫画家の原泰久氏は「ちばてつや先生がご逝去されました。今年2月に対談させて頂いた時はお元気だったので信じられません」と約8か月前に対談していたことを明かした。

 続けて「僕は『ちばてつや賞』出身で、ちば先生はデビューした僕をずっと見守って下さっていました。ちば先生の漫画界への貢献は絶大過ぎて頭が上がりません。 本当にお疲れ様でした。心から御冥福をお祈りしています。先生、本当にありがとうございました」と冥福を祈っている。

 また「ジャンプ+」で「無敵のスバル」を連載中の成田成哲氏は「友達からちばてつや先生の訃報を聞き、とてもショックを受けました。ちばてつや先生は、文星芸術大学に在学中にとてもお世話になった先生です。ちばてつや先生以上の人間性を持った漫画家を、私は知りません」とちばさんが教授を務めていた文星芸術大学時代から、その素晴らしい人間性を知り、感銘を受けていたという。

 続けて「バスケサークルを立ち上げる時顧問の先生を探していた所『僕で良ければ』と快く引き受けて下さり、以降球技大会で試合を観に来てくれました」と意外なエピソードを披露。

 さらに「毎朝生徒達とキャッチボールをしていて、漫画家にとって身体を動かす事の重要性を説いてくれました。私の描いた拙い漫画の構図を見て『この方が見やすいんじゃないかな』と直筆で描いて下さいました」ときめ細やかな指導をしてくれたことを明かした。

 また「私が文星芸術大学卒業後、ちばてつや先生の部屋に忍び込み、描いた漫画を持ち込む度に、快く読んで感想を下さいました。ちばてつや先生が『面白いね!』と言って下さった漫画は全て受賞しました。ジャンプ+で連載が始まった時、当時のTeitterでわざわざ引用して感想を下さりました」とも。
 
 その上で「ちばてつや先生は、私が漫画家になれた理由、恩師の1人です。漫画家になったせいで、逆に距離が遠くなり、いつか有名になってお会いした時に、お礼を言いたかった。本当に感謝しています。漫画が好きで、ずーっと漫画描いてたので、天国でも漫画を描き続けるんじゃないだろうか。御冥福をお祈りしております」とつづっている。