「あしたのジョー」で知られる漫画家ちばてつや(本名千葉徹弥)さんが亡くなっていたことが27日、わかった。享年87。
1956年に漫画家デビューし、67年12月発売の「週刊少年マガジン」で「あしたのジョー」の連載を開始し、国民的なブームを巻き起こした。
登場人物の一人、力石徹が試合後に命を落とすと、講談社の講堂で実際に葬儀が開かれ、数百人のファンが参列。単行本の累計発行部数は2000万部を超え、テレビアニメの最高視聴率は31・6%を記録した。
2002年に紫綬褒章、12年旭日小綬章、14年文化功労者、24年に文化勲章を授章。12~18年に日本漫画家協会理事長を務め、05~22年に文星芸術大(宇都宮市)で教授や学長の職責に就いた。
25年1月には国会内で開かれた「マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟(MANGA議連)」にゲスト参加。「鳥羽僧正や葛飾北斎は和紙に描いていたから、(作品が)残っているんです。戦後から始めた漫画はケント紙や画用紙で描いていた。インクもよくないことで、劣化をしてしまって誰もがはらはらしていたんです。でも去年から今年にかけて文化庁が来てくれまして私の60年前の原稿をすべてチェックして『どうしたら保存できるか』とか、いろいろ研究をしてくれている」と述べ「私の先輩たちの素晴らしい作品が劣化し始めているんです。どうか、そのへんをフォローし守っていただきたい」と作品の〝保護〟を訴えた。
直近では2015年12月から、ビッグコミックで「ひねもすのたり日記」を連載していたが、9月に体調不良で休載を発表。自身のブログも8月17日に執筆したのが最後だった。













