高中正義「FINGER DANCIN’」
日本のシティーポップに続いて“Jフュージョン”が海外で大人気になっているらしい。インターネットなどで1970~80年代の日本製フュージョンを知った若いリスナーたちから高い評価を得ているようだが、その中でも圧倒的な人気を誇るのがギタリスト・高中正義だ。
高中人気は今も拡大中で、今年は英国、米国、オーストラリアなどを回るワールドツアーを実施。いずれも大会場でのコンサートで、全公演がチケット発売と同時に完売というから恐れ入る。73歳にして空前のブームになるとは、高中本人も予想すらしていなかっただろう。
で、それがこのアニソンコラムと何の関係があるのかというと、81年放送開始の超人気アニメ「うる星やつら」で、何度となく高中楽曲が劇中曲として採用されていたからである(四半世紀どころか半世紀近く前だけど)。特に80年9月に4曲入りミニアルバムで発表された「FINGER DANCIN’」は、アニメ放送中におそらく5~6回は劇中で流れている(同ミニアルバム収録の「SPACE WAGON」も同じくらい使用されているはず)。
現在の高中人気においては、主に70年代の夏っぽいトロピカルフュージョン楽曲が評価が高いようだが、この「FINGER DANCIN’」はちょっと路線が異なり、きらびやかなディスコ調のギターインスト曲。インストとはいえ、一度聴いたら口ずさめてしまうようなキャッチー極まりないメロディーラインで、コンサートでも定番の一曲となっている。ドライビングミュージックには最適の軽快で心地良いサウンドで、当時は(今でも?)この曲を流しながら車を走らせていた人も結構いるのではないだろうか。
余談だが「FINGER DANCIN’」と「SPACE WAGON」は、どちらも「うる星やつら」と同じ高橋留美子原作のアニメ「めぞん一刻」でも劇中で流れたことがある。高中とアニメ、意外と親和性が高いのかも。












