学校法人同志社が30日、京都市内で「同志社国際高等学校の沖縄研修旅行中の事故に関する記者会見」を行った。

 今年3月16日、沖縄・辺野古に同志社国際高等学校の沖縄研修旅行に参加した生徒が乗ったボートが転覆し、事故を起こしたボートの船長・金井創氏と同校の生徒・武石知華さんが亡くなり、生徒17人が負傷した。事故後、同校は文部科学省から同校の平和学習の内容について「是正を図る必要がある」と指摘され、安全管理室を設置。同校の危機管理マニュアルを改定し、教職員に対する研修も実施。外部専門家による検討委員会を今月22日付で設置したと説明した。

 この日、事故発生から7か月後の公的な謝罪と会見による説明を行った。

 亡くなった知華さんやご遺族、負傷した生徒や保護者、関係者に陳謝し、黙とうをささげた学校法人同志社の八田英二理事長は「理事長として、責任の取り方について熟慮を重ねてまいりました。検討委員会の検討結果がまとまり、改善計画の着手の見通しがたち次第、改めて記者会見を開いて説明責任を果たしてから(理事長を)辞任させていただく」とするも、同法人の総長と理事職は継続し教育の改善計画を着実に進めていくとした。

 続けて前校長の解任理由について海上保安庁の捜査が進むなか、学校運営に影響してきたことなどをあげ、同席しなかった理由について刑事訴追中であるためと説明した。

 辺野古のボート転覆事故で船長を務めていた金井創氏について説明を求められた同志社国際中学校・高等学校の宿久洋校長は「当初、礼拝に来てくれる人を探した」と回答し、何度か学校に呼ぶうちに同校と関係を深めていったことを明かし、事故後に金井氏が「ヘリ基地反対協議会」とつながりがあったことを知ったとし、同校と協議会とは、事故前にやりとりはしていないと釈明した。

 遺族に対し賠償の話を行った理由について問い詰められた宿久校長は、説明しきれず八田理事長がフォローする場面もあった。