悪魔のマニュアルか――。警視庁はマッチングアプリで知り合った男性から現金をだまし取ったとして「頂きよしこ」と呼ばれていた高松美子容疑者(36)を再逮捕した。
高松容疑者はマッチングアプリで知り合った50代の男性から「歯の治療代でお金が必要」などと言って、現金約270万円をだまし取った疑いが持たれている。捜査員の間では「頂きよしこ」と呼ばれており、スマートフォンからは「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣受刑者が作った詐欺マニュアルが見つかったという。容疑を認めており、少なくとも5人から1億円以上をだまし取ったとみられている。
〝頂き女子りりちゃん〟はワイドショーなどでも連日のように取り上げられ、強烈なインパクトを残した。渡辺受刑者は恋愛感情を利用し、男性3人から計約1億5000万円をだまし取ったほか、男性をだます方法をまとめた〝頂きマニュアル〟を販売。渡辺受刑者は懲役8年6月、罰金800万円の判決が下され、服役中だ。
その頂きマニュアルが再び犯罪に利用された。頂き女子りりちゃんというキャラクターばかりが注目されたが、マニュアルには、人間心理を研究した人心掌握術で、非常に完成度の高いものだった。
中年男性を「おぢ」と呼び、テイカー(奪う人)、マッチャー(公平性を重視)、ギバー(与える人)に分類。その中からギバーおぢにターゲットを絞る。ギバーおぢの特徴が40代独身非モテ男性。お金の相談をしておきながら、おぢからの「お金を貸す」という申し出を一度断り、おぢから自発的にお金を出すようにして事件化を難しくしていた。
高松容疑者も頂きマニュアルを実践していたことで、改めて完成度の高さを実証してしまった。












