交番に駆け込んで「ショウリンジ」と叫んで逃げたり、110番して通じた瞬間に「ショウリンジじゃー」と叫んで電話を切ったりして、業務を妨害したとして、兵庫県警は県内の小学生から18歳までの25人を21日までに検挙・補導した。SNSで「少林寺レーシング」と呼ばれる行為だという。

 この交番に対する迷惑行為は、9月から行われ、SNSで拡散していた。少年らは「SNSを見てマネした」と話しているという。

 同様の行為は、愛知県、三重県、大阪府などでも確認されており、逮捕者も出ている。警察官が不在の交番に入り込んで「ショウリンジ」と叫んでジュースをまき散らしたり、カウンターの上で飛び跳ねたりする行為も発生している。

 少林寺レーシングは、一部の動画配信者が始めたとされる迷惑行為で、SNSを通じて全国に拡散した。しかし、なぜ「ショウリンジ」と叫ぶのか、言葉の由来はいまだ謎に包まれている。中国の少林寺や日本の少林寺拳法との関連は確認されていない。

 大阪の非行グループがバイクで信号無視などをする動画を配信する際に使っていたSNSのアカウント名に由来するとの説がある。

 少林寺レーシングは、暴走族などが行ってきた「ポリオニ」の一種とも考えられている。ポリオニとは「ポリス」と「鬼ごっこ」を組み合わせた造語で、警察官を挑発し、追跡を誘って逃走する行為だ。警察への挑発をSNS向けの動画に仕立てた新手の迷惑行為といえそうだ。