日本共産党の小池晃書記局長は26日、国会内で会見。漫画家の小林よりのり氏が、旧宮家の男系男子の養子縁組を可能する改正皇室典範は「門地(家柄)による差別」を憲法に違反しているとして国を相手取り、無効確認だとして損害賠償を求め、東京地裁に提訴した問題に言及した。

 改正皇室典範は24日に施行。女性皇族が結婚後も皇室に残ることや、旧皇族の男系男子を養子にすることなどが可能となった。小林氏は旧宮家出身の男系男子だけが皇族の養子になれるとするのは「門地(家柄)による差別」を禁じた憲法14条に違反するとしている。

 会見で小池氏は「皇室典範についての違憲訴訟についての問題ですけども、私も皇室典範についての全体会議の場で『門地による差別は憲法違反になる可能性がある』と指摘しておりますので、違憲訴訟が起こってくるというのは当然(政府が)ああいう提案をすれば、そういう(提訴)可能性はあると思っていました。それが実際に起こっていることだと思います」と持論を述べた。

 政府側はこの日夕方の段階で、小林氏の提訴に関して把握していなかったとされている。

「皇室典範そのものにおいても、付帯決議においても有識者会議の設置の主体というのは書かれていないんですよ。だから、政府がやらないとなれば国会でやるべきだ。国会で有識者会議を持つというのは1つの選択肢として、私はあり得るというふうに思います」と小池氏は訴えた。

 その上で「先の皇室典範については問題があります。特に(今回)違憲の対象となったのは、養子縁組だと思うんですね、そこについてはきちんと見直す。今回の皇室典範については白紙に戻すということが必要だと思っていますし、そういう議論をしていく場は必要じゃないかなと、国会はその責任があると思います」とした。