立ち技格闘技イベント「K―1 WORLD MAX 2026」(12月29日、横浜BUNTAI)の会見が27日に都内で行われ〝世界の田中〟こと皇治(37)が永澤サムエル聖光(36)の持つK―1ライト級王座に挑戦すると発表した。

 K―1復帰か、それともRIZINか。年末の参戦を煙に巻いてきた皇治だが、この日須藤元気プロデューサー、永澤とともに会見に出席し、7年ぶりの参戦を発表。サングラスにスーツ姿で姿を見せると開口一番「ラフな感じで、フォーマルに、ちょっとサーファー意識してきたんやけど。もうカルロス菊田やね、これ」と出で立ちが前プロデューサーそっくりになったとしてつかみの笑いを取る。

 その上で、散々SNSで匂わせてきたRIZINではなくK―1に参戦した理由を「僕は〝プロ打ち合わせ師〟ですから。長い間打ち合わせを重ねて、ここに来ましたよ」とニヤリ。RIZINからもオファーがあったとして「僕もそっちに傾いてましたけど、須藤さんとか宮田(充Krushプロデューサー)さんがたくさん話してくれて。それこそ何回打ち合わせしたかっていうぐらい足を運んでくれたんで」とK―1参戦を決めた理由を明かした。

 一方、依然として、現状のK―1には超のつくほどの〝上から目線〟で「もうK―1は終わってるからね。魔裟斗さんが作ったK―1、須藤さんが作ったK―1、武尊くんが張り切ったK―1…。もうそのK―1は終わって、今はもうアマチュア団体以下になってるんでね。僕がちょっと復活させようかなと思い来ました。僕は本当に〝K―1をなめんな〟と思ってるんで」と演説だ。さらに自らの「価値のある選手になれば、こうしてお金を積んで呼んでくれるっていうことなんで、K―1ファイターにはいい報告なんじゃないかなと。現K―1ファイターたちは価値がないから稼げないわけで、僕みたいになったら稼げということなんで。賛否両論あっても、会場に客を呼ぶのがプロなんでね。頑張ってくれ」と、火に油を注ぐようにこき下ろす。

(左から)永澤サムエル聖光、須藤元気、皇治
(左から)永澤サムエル聖光、須藤元気、皇治

 その後もしゃべりまくった皇治は「この子(永澤)にもキャラをつけたい。ということでこの子の母親を連れてきました」と恐竜の着ぐるみを登場させ「今日から〝俺は恐竜の子〟って言い」とのたまい、永澤を「やだよ。俺のお母さんボリビア人だから」と苦笑いさせるなど好き放題。会見後には、2016年に那須川天心が12月29、31日と2連戦行ったように、K―1に続き大みそかのRIZIN名古屋大会にも出場する構えだったと明かしつつも、榊原信行CEOから「お前は天心とは違う」とごもっともな理由で却下されたとオチもつけていた。

 一方、皇治を迎え撃つ永澤は「皇治君のおびき寄せ作戦も成功したんであとは12月29日初めてのKOを見せてあげようと思ってるんで。みんなそれを楽しみにしてね」とこちらもしてやったりだ。ただし皇治のK―1の現状への非難については「今の俺らに足りないのはそこだと思うので、そこは本当に認めて。だからこそ、皇治君の知名度にあやかって対戦を待ち受けたので。でも試合になったら俺は試合で見せれる」と受けとめつつ闘志。それでも皇治から「ええヤツなのが出てもうてるやん」とツッコミを入れられる場面もあった。

 その様子を見ていた須藤プロデューサーは「ちょっと、やっぱりすげえ上手いなって思って…。盛り上げ方とか」と妙に感心するのだった。